T病院車庫増改築工事③

「もう一台とめられるようにしたい」という施主様のご希望で行っていた車庫増改築工事。

先日無事完成いたしました。

屋根、外壁、塗装も完了です。

内部の再塗装も綺麗に仕上がっています。

 

 

 

K様邸新築工事㉘

玄関庇施工のご紹介です。

庇(ひさし)とは、玄関ポーチや窓の上に突き出すような形で設置された小屋根のことを言います。屋根の先端が外壁の外側まで張り出した 軒(のき)とは区別して呼ばれています。

庇の役割として、まず「雨よけ」

窓の上部に庇が出ていることで、小雨程度であれば室内へ雨水が侵入するのを防ぐことができます。玄関ポーチでも庇があればドアの開閉時に雨が吹き込むことを防げますね。

次に「日よけ」

直射日光を遮ることで夏の室内温度の上昇を抑え、紫外線による建具の日焼けを防ぎます。

最後に「防汚」

外壁についた埃が雨だれととも黒い筋となってサッシの縁から伸びているのをご覧になったことはありませんか。

庇があることで、サッシまわりの汚れや、窓ガラスの汚れはかなり軽減されます。

庇の木下地の上にルーフィングシートを張ります。

取合い部分からの雨水の侵入を防ぐための防水処理も念入りに行います。

屋根と同色の瓦を葺きます。

不燃ボードを張って、施工完了です。

 

 

 

K様邸新築工事㉗

先日、K様ご夫妻と弊社社長がご一緒に、「富永ジョイナー有限会社」様併設のギャラリーへ見学に行ってまいりました。

富永ジョイナー有限会社は明治28年創業、自らを「徳島県の阿波指物集団」と称し、国内のみならず、海外にもその活動の場を拡大し続けている素晴らしい企業です。4代目の作る繊細で精巧な指物は、弊社施工OBの方々にもファンが大変多いです。

弊社施工の木造建築の家具造作工事をこちらにお願いしていることもあり、今回もそのご縁でK様ご夫妻をギャラリーの方にご案内させていただきました。

4代目社長直々にギャラリーの案内とご説明。

2時間弱におよぶ4代目指物師の熱い語り口により、K様ご夫妻、木製建具の仕様を杉框の建具にグレードアップされました

指物師ならではの伝統工法による杉框建具、完成見学会でのお披露目予定です。期待度120%

富永ジョイナー

↑ こちらもぜひご覧ください。

 

T病院車庫増改築工事②

先日ご紹介しておりました、車庫増改築工事。

シャッターの取付も終わり、舗装工事も完了しました。

舗装の養生期間もしっかりとります。

外壁、屋根の取付を行っていきます。

K様邸新築工事㉖

弊社の施工物件では「外断熱通気工法」での施工を行っております。

外断熱とは、建物を柱の外側からぐるっと断熱材でを包むことで断熱することです。

ボード状の断熱材を柱の外側から張り、継ぎ目部分には気密テープを張ります。こうすることで、断熱材が切れ目なく連続して建物を包む状態になり、安定した断熱性と室内外の気密を確保します。

木造建築物の大敵は水分【結露と湿気】ということはよく知られています。

しっかりと外断熱工事を行っても、水分はどうしても発生します。その水分と外壁内にたまった空気を屋外へ排出させるために、外装材の裏側に通気層を設ける工法を「通気工法」といいます。

上の写真で、等間隔で施工されている細い角材は「胴縁(どうぶち)」と呼ばれる壁の下地材です。この胴縁にサイディングを固定します。胴縁がサイディングと断熱材の間に通気層を確保してくれます。

壁に対して横方向に設置されているので「横胴縁」といいます。

この胴縁には一定の間隔で孔が加工されています。

この孔は通気層にたまる空気や、雨水を排出するためにあけられています。

空気は温まると上昇することから下から上へと移動し排出されます。

雨水は上から下へと流れて排出されます。

窓廻りも通気が確保されています。

「外断熱通気工法」は、通気を設け外壁を呼吸させてあげることで、

木造建築物の断熱性と耐久性を改善し、水漏れ被害を抑える効果をもたらしてくれる工法なんですね。

構造見学会~名東町~vol.2

第2週目の構造見学会行いました。

あいにくのお天気でしたが、見学のお客様をご案内することができました。

前日に、現場の大工さんと現場監督が照明を準備しておいてくれたので、明るさの確保も問題ありませんでした。

本日の見学のお客様は、床や外壁の断熱仕様について熱心に見学されていました。

 

あいにくの空模様のなか、ご来場いただき深くお礼申し上げます。

4月24日(土)4月25日(日)も見学会行います。

HPのイベント情報サイトからお申込いただけます。

 

T病院車庫増改築工事

「もう一台車をとめられるようにしたい」という施主様のご希望で、車庫の増改築工事を行っております。

元々ある車庫の前面部分に増改築を行います。

まずは基礎工事。

土工事を行ったのち、捨てコンクリート打設を行いました。

配筋と型枠設置後、コンクリートを流し込みます。

 

アンカーボルトも設置してあります。

養生後、型枠をはずしました。

基礎の上に柱を建て、前方に向かって大きく拡張されました。

 

 

 

 

 

 

 

構造見学会~名東町~vol.1

先日お知らせしておりました、名東町での構造見学会、開催いたしました。

いいお天気に恵まれました

前日からの下準備。

弊社の頼りになる現場監督が、きっちり準備を整えてくれました

 

当日のセッティング。

 コロナ対策も万全です。

こんなに、間近で木造住宅の下地や構造を見る機会はなかなかありません。

ご見学に来ていただきました皆様、本当にありがとうございました。

4月17日(土)、4月18日(日)も見学会を行います。

事前予約はまだ受付可能です。

HPのイベント情報サイトからお申込いただけます。

 

 

K様邸新築工事㉕

屋根の工事が一通り終わると、間柱(まばしら)・窓台・まぐさの取付を行います。

「間柱」は、部屋の内側の壁を支えるための柱になります。耐力壁の施工箇所では、壁を取り付ける下地となります。

「窓台」、「まぐさ」はサッシを取り付けるための土台となります。

最近は取り付けるサッシが重量化していますが、それをしっかりささえることができる太めの材料を使用しています。

K様邸新築工事㉔

屋根工事、1回目の下葺きルーフィングシート張りまでご紹介しておりました。

ここからは屋根の断熱工事になります

 

緑色のシートの上に、① 断熱材 を敷きます。その上に ② 縦通気用垂木 を設置。その上から ③ 合板 を軒先から棟側に向かって張っていきます。

 

③ 合板を張った上から、さらに瓦葺き用ルーフィングシートを張ります。

そのルーフィングシートの上に、雨水や結露水が入ってこないように、軽量瓦を軒先から棟側へ向けて、葺いていきます。

瓦を一段毎に半分ずつずらしてならべていっています。

葺き終わると上のように千鳥柄になります。

このように瓦を葺くやり方を「千鳥葺き工法」といいます。

千鳥葺きの場合、隣り合った瓦と瓦の隙間から侵入した雨水等は下の瓦の真ん中から出るようになっているので、瓦の表面全体を均等に流れやすくなります。

横から見ても、きれいな仕上がりです。

 

 

 

 

 

K様邸新築工事㉓

木造住宅において、構造金物は、基礎と木構造、木構造と木構造をつなぐための金物です。

地震や台風など大きな力がかかると、木材のつなぎ目部分がゆるんだり、抜けたりする恐れがあります。その部分を金属の部品でしっかり固定するのが「金物補強」です。

阪神淡路大震災以降、地震に強い家づくりをする為の研究もすすみ、耐震効果の高い木造住宅用の金物も多く作られ、より効果的な取付方法なども確立されています。

 

耐力壁の施工も完了です。

構造金物、および耐力壁の設置工程が完了しましたので、

中間検査のほうを受けました。

これまでの工事が、確認申請時に添付した設計図書どおりに施工され、安全性が基準を満たしているかを検査していただきました。

検査の方は問題なく、「中間検査合格証」が発行されました。

 

 

 

 

 

K様邸新築工事㉒

屋根の妻側の、上の黄色い破線で囲った部分を「破風(はふ)」といいます。

この部分に取り付ける板のことを「破風板(はふいた)」とよびます。

「破風板」は

  1. 屋根内部への雨水や風の侵入を防ぐ
  2. 防火性を高める
  3. 屋根を美しく見せる

重要な部分です。

風雨の侵入を防ぐということは、風雨にさらされる度合いが高いということですので、当然、劣化が懸念されます。

K様邸では、破風板を耐食性、耐熱性、熱反射性と加工性に優れためっき鋼板で包み込む「破風巻き」をおこないました。

鋼板の色と瓦の色を統一。スッキリ見えますね。

事前にこの工事を施工することで、ほぼメンテナンスフリーとなるので、費用対効果は高いと思います。

この工事はリフォームでも施工可能な場合がございますので、

屋根や軒の劣化が気になる等のリフォームを考えていらっしゃる方は、

ぜひ、一度ご相談ください。

K様邸新築工事㉑

棟上げから、屋根の下地工事へとすすんでいっています。

足場のところに、野地板(のじいた)が準備してあります。

野地板にはあらかじめ番号が記入してあります。

番号の数字が小さいものが、屋根の低いところにくるように、

上に向かって張っていきます。

野地板の張り付けが終わると、その上に雨養生の為の

下葺きルーフィングシートを張っていきます。

建物内部から天井を見上げると、

「4寸(120角)柱」や「梁」と「たる木」の構造がよくわかります。

 

 

 

 

 

 

 

K様邸新築工事⑳

柱、梁、棟が建ち、3月上旬に棟上げをむかえました。

骨組み最頂部の棟木を、

お施主様ご夫婦、大工さん達一緒に、掛矢(かけや)を使って打ちこみました。

棟のうえに、御幣(ごへい)を飾り、

これまでの工事が順調に進んでいることに感謝し、今後の工事の

安全と完成に向けての祈願を行いました。

 

 

 

K様邸新築工事⑲

土台敷が終わり、いよいよ構造材の立ち上げです。

管柱が次々と立てられていきます。

たて枠を慎重にはめ込んでいきます。

横架材が架けられました。

 

 

 

ちょうど、母屋(もや)をクレーンで吊り上げ、

小屋束に打ち込む作業の様子です。

屋根の形が見えてきました。

 

 

 

 

K様邸新築工事⑱

いよいよ建方の工程にはいりました。

まずは、土台敷きです。

立上りコンクリートの上面全周に基礎パッキンを敷いてあります。

その上に土台を敷きます。

基礎パッキンは、床下の通気性を確保し、コンクリートが吸った

湿気を土台に上げない役割があります。

土台には、あらかじめ防腐・防蟻剤処理がされており、番付に

従い、基礎の上に並べていきます。

土台にドリルで孔をあけ、アンカーボルトで土台と基礎を緊結します。

これらのアンカーボルトが、上部構造にかかる力を基礎へ伝達してくれます。

大引きまで設置されました。

大引き(おおびき)は床板や根太を支える構造材です。

頑丈な鋼製束でしっかりと支えられています。