K様邸 板金工事② 破風・鼻隠し取り付け施工
の様子です。
破風の下には破風下地が取り付けられています。
破風(はふ)とは、切り妻屋根の妻側に取り付ける
山型の形をした外部化粧材のことです。
鼻隠し(はなかくし)とは、軒先に取り付けられる
水平の横板のことで、垂木の先端(鼻or小口)を
隠すために取り付けられます。
きれいに破風・鼻隠しが取り付けられました。
『徳島すぎの家』を創る徳島の一級建築士事務所です
K様邸 新築工事、以前ご紹介した屋根工事の続きです。
屋根の雨仕舞工事までが完了していたので、
次の工程に移ります。
まずは「鼻隠し(はなかくし)」の取り付けです。
鼻隠しとは、屋根の軒先についている板材のことです。▼
様々な役割がありますが、一番重要なものとして
「屋根の内部への雨風の侵入を防ぐ」ことが挙げられます。
住宅は下から吹き上げる風に弱い傾向があります。
そこで下から吹き上げる風を分散させるため、雨水の侵入を防ぎ
腐食からくる湿気やカビを防止するなど、屋根だけでなく
住宅全体を守る大きな役割をしてくれます。
さて、ここからは大工さんではなく屋根屋さんの工事になります。
前回の屋根の下地工事の際、仮ルーフィングを施していたので
その周りを木枠で囲い…▼
断熱材(屋根の右側)を張っていきます。▼
そして断熱材の上に通気のため垂木を架け、
その上に合板を張ったら本ルーフィング(防水シート)を施します。▼
これで屋根の下地工事が完了しました!
K様邸 新築工事、土台水切りとパイプ周り防水処理・
外壁防水シート取り付けの様子です。
では「土台水切り」からご紹介します。
土台水切りとは、外壁の下部分につける金属製の水切りのことです。
土台に雨などの水がまわり込まないように
外へ誘導する役割があります。
水切りがなければ、雨水が建物の中に侵入して土台を腐らせたり
白アリやカビの発生の原因に繋がったります。
下記のように、お家をぐるりと囲うように取り付けます。▼
続いて外壁の「防水シート」です。
雨漏りを防ぐために、外壁下地に防水シートを張っていきます。
防水シートには、雨水は室内に入れず、
室内の湿気は屋外に逃がすという機能があります。
そして「パイプ周り(換気扇ダクトやエアコンの配管などの
配管周り)の防水処理」です。
防水テープを防止シートとしっかり密着させます。
K様邸 新築工事、窓の取り付けの様子です。
窓の取り付けの工程を大きく分けると
「開口枠」「サッシ」「ガラス」「窓枠」に分かれます。
開口枠を壁に付けて、ガラスをサッシで固定し、
その周りを窓枠で囲みます。
ではまず「開口枠」の取り付けから。
窓周りの建具の下枠として、木製の枠(開口枠)を設置します。
開口枠は室内と室外の温度差などによってダメージを受けやすい
開口部周りを保護する役割があります。
続いて「サッシ」の取り付けです。
「サッシ」とはガラスの周りを囲っている金属製の枠で、
「窓枠」は窓の開閉をスムーズに行うために
レールがついたもののことです。
窓枠のレールの上をサッシについている戸車が滑ることで
窓の開閉が可能になります。
※窓の形状によりレールではないものもあります。
そしてガラスと窓枠をはめ込めば…
窓の設置完了です!
K様邸 新築工事、床工事(鋼製束)と
床下の水道配管工事の様子です。
それでは床工事の「鋼製束(こうせいづか)」からご紹介します。
鋼製束とは、基礎のない部分の床材を支えるために使用する
鋼でできた束のことです。
従来は木材の束で支えていましたが、湿気の影響で腐敗したり
白アリにより床を支えられなくなったりする場合がありました。
それに比べて鋼製の鋼製束はサビに強く、
床下での高さの調整が可能でメンテナンスしやすいこと等から
現在は多くの業者が使用しています。
次は「床下の水道配管工事」です。
こちらの工事は水道屋さんが行う工事になります。
以前、基礎工事で屋外部分の給排水衛生工事を行いましたが
今度は屋内(床下)に給排水の配管を通します。
給排水管の大分部は床下を通して配管するため、
効率よく工事を行うためにこのタイミングで設置します。
K様邸 新築工事、耐力壁の取り付けと
電気配線・換気扇ダクト取り付けの様子です。
まずは「耐力壁」の取り付けから。
木造住宅において、構造部となる柱や土台、梁を組んだだけでは
強度が足りず、地震や台風などで変形・倒壊する恐れがあります。
そうならないよう、水平方向からの圧力に耐えるために
取り付ける壁が「耐力壁」です。
下記の写真は、軸組全体に構造用面材を釘留めした様子です。
続いて「電気配線」と「換気扇ダクト」の取り付けです。
こちらの工事は大工さんではなく、電気設備の業者さんが行います。
それでは電気配線から。
お家の中で恒久的に電気が使えるようにするための工事になります。
基本的に、コンセントの電源は床下配線、
スイッチや照明関係は、器具の位置や配線の長さの関係で
天井配線となることが多いです。
下記の写真は床下配線の様子です。
換気扇ダクトの取り付けに移ります。
キッチンやトイレ・浴室などの換気扇を設置するため
ダクトを通して屋外へ繋ぎます。
このような工事途中の様子は、お家が完成すると見えない部分に
なるので興味深いです
K様邸 新築工事、棟上げ後は屋根の工事に移ります。
まず屋根の下地の工事を行い、
ルーフィング(下葺き材)を施して
最後に屋根の仕上げ工事へと続きます。
今回はその「野地板」と「仮ルーフィング」のご紹介です。
▲写真は、垂木に対して垂直に野地板を張っている様子です。
屋根の一番高い部分から下に向かって垂木を掛け
その上に野地板を張ります。
▲野地板が張れたら、ルーフィングを施します。
ルーフィングは下葺き材(したぶきざい)とも呼ばれ、
屋根に使用する防水シートのことです。
屋根材から入り込んだ雨水を
野地板の方へ行かないようにするために使用します。
これで屋根の雨仕舞は完了です。
これより断熱通気下地工事に入ります。
K様邸 新築工事、棟上げ(むねあげ)の様子です。
柱や梁などの家の骨組みができたら、最後に屋根の一番高い場所に
棟木(むねぎ)と呼ばれる横木を架けます。
この「棟木」を屋根の上に「上げる」ことから
「棟上げ」と呼ばれています。
他にも「上棟(じょうとう)」や「建前(たてまえ)」などと
呼ばれることもあります。
大掛かりな作業ですが、棟上げで家の骨組みの工程が完了します。
そしてこの棟木を架けたら「上棟式」を行います。
上棟式とは、家屋の守護神と大工の神を祀り、
棟上げを無事に終えられたことに感謝するとともに
最後まで工事の安全を祈る儀式です。
棟上げに立ち会われると、「家が建つ」ということを
より実感される方も多いのではないでしょうか。
施主様・ご家族様の、思い出に残る1日になっていましたら幸いです