地蔵寺~「羅漢さん」

四国八十八カ所第5番札所【地蔵寺】

ご本尊は、「勝軍(しょうぐん)地蔵菩薩」。

甲冑を身に着けて軍馬に乗った姿の地蔵菩薩のことで、この菩薩をご本尊としているのは四国霊場ではこちらの地蔵寺だけだそうです。

本堂以上に目を引く、カラフルな装飾の大師堂。

こちらは国の有形文化財指定となっています。

大師堂前の境内には樹齢800年を超える大銀杏。

日差しの強い日でしたが、この銀杏の木陰に入ると、心地よい風が吹いてきて、とても涼しかったです。

本堂左の参道を通り、石段を登ったところに奥の院、羅漢堂。

コの字型の堂内には200ほどの等身大羅漢像が並んでいます。羅漢とは釈迦の弟子で人間として最高の境地に達したものを言うそうです。

確かに、並んでいらっしゃる羅漢さんの表情は、ユーモラスな顔もあれば、苦悩しているような顔もあり、仏様のような穏やかな顔ばかりというわけではなかったですね。一体一体、時間を忘れて眺めてしまいました。

奥の院の入り口にあった木。綺麗な赤い実がついていました。

奥の院から見た本堂の屋根がとても荘厳でしたので思わず撮りました。