那賀郡那賀町の拝宮和紙工房へ行ってきました。
今回は、照明用の和紙(間接照明と玄関の格子天井)
に使用します。
風情があって温かい味わいを演出します。
和紙造りは、気温が低いために雑菌が少なく、
接着の役割をとも担うノリウツギの粘り気が出やすい冬場に
行います。
「漉き舟」と呼ばれる木製の水槽にコウゾの繊維と
ノリウツギなどを溶かした液を入れた後、「簀桁」(すげた)
ですくった建て横に振って繊維をからませ、均等な厚さに
仕上げています。
他にもいろんな柄の和紙を製作されています。
職人の方は、『原料の確保は大変だが、拝宮地区に注目して
もらうため、和紙を作り続けたい』と頑張ってらっしゃいます。