脇町N邸

DATA:
施工場所 / 徳島県美馬市
家族構成 / 1世帯住宅
延床面積 / 118.88平米/35.96坪
設計 /(YM設計㈲)


起工式日和

本日晴天なり。

朝、阿南のSさんの起工式がとり行われました。
昨日まで心配したお天気は晴れ。
風もそれほど強くなく、一安心。

昼前には脇町でNさんの起工式がとり行われました。

棟梁の長尾はんが昨晩から下見し、
朝一番に川原から切ってきてくれた笹は、新鮮そのもの。

刈初の儀式に使う草は、所長が朝一番に摘んできました。
中秋の名月がつい先日だった今日の草はススキ。
季節感も演出します。

お供えの海のもの山のものもSさん、Nさんがこだわって用意してこられました。

敷地を清め、皆で工事の安全と良い建物が出来ることを祈りました。

いよいよ工事が始まります!
これから半年、Sさん、Nさん、一緒によい建物をつくっていきましょう!


顔合わせ会

今晩は脇町N邸の顔合わせ会でした。

お施主様のご挨拶。
ご主人様の挨拶に息子さん陸斗君の挨拶。
元気一杯の陸斗君。
大きくなって結婚し家づくりを考える頃、すぎの家はどんな風に成長しているのでしょうか。

今回の自己紹介、自分紹介になっていったみたいで、
富士スレートのMさん、生まれ年からお話されていました。

今回担当してくださる大工のYさん。
お里が仲さんが今お住まいの地に近いそうで、お話が盛り上がりました。
そして、おしゃれ番長Yさんは私服もおしゃれでした。

今回の一本締めは桑原さん。
良い家にしましょう!


基礎工事その1

先週末、脇町N邸では地業工事がおこなわれました。

基礎を設ける部分の土を除き、
根切り床付けした後に
砕石を敷詰めていきます。

今回Nさんの建物の計画では敷地の北側に合併浄化槽を埋めます。
浄化槽と建物の距離が短い計画のため、
基礎を打つ前に先行して浄化層を埋めています。

この一列に並んだ3つのキャップは浄化槽の点検口。
この下に浄化槽が埋まっています。
浄化槽が動き出すのはまだ先の話。
長さ2m近くある浄化槽はしばらくは土の中で冬眠です。

この後必要な厚さに敷き並べ均された砕石は転圧され、捨てコンクリート打設されます。

今週は基礎スラブコンクリートを打設します。


構造材チェック 何をしているでしょ~うか。

これは何をしているでしょ~うか?
(懐かしのクイズ番組で似たような文句を聞いたような?)

棟梁のNはん真剣です。

答えは、構造材のチェックをしているところ。

同じ材料でも適材適所で使い方見せ方によって変わってくる。
真壁で柱も梁もむきむき(所長流)のすぎの家。
材の当て込みやチェックには特に気を使います。

Nはんがチェックされた構造材は、
明後日から始まる脇町N邸の建て方に搬入されます。
プレカットや手加工を施されて、今頃は、運搬のために梱包されているのでしょうか。

明日は土台の敷きこみ。
一番下を支える元となるところだけに位置や高さのずれがないよう整え、気を使うところです。

しばらく雨空続きでしたが明日は晴れの天気予報。
今晩は4日分の建て方の無事と成功を祈ります!


建て方 土台敷き

久々の晴れ間。

今日は脇町のすまいの土台敷きです。

先行足場が打ちあがった基礎の周りに組まれていて、
構造材の骨組みがまだない今は、土台全体を俯瞰することができます。
hiro監督足場より撮影。

作業をされている大工さんはHさんとKさん。
Hさんは若手の実力派。
Kさんは岸辺一得に似ている!とYM女子の中で話題に。
笑顔の素敵な大工さんです。

今まで基礎の養生期間、プレカット工場でのチェックや加工、SBのパネルづくりなどで、
現場はどちらかというと静、地中に根をはるような、そんな段階でしたが、

明日からは準備の整った材料と大工さん、クレーン車と操縦者さんが集結し、一気に形が見えていきます。
明日の天気予報は曇りときどき晴れ。
朝一から作業が始まります!


建て方1日目

昨日は脇町のすまい建て方1日

朝、一昨日に敷かれた土台にビニールシートで養生しています。
柱を建てて、

事前に大工さんが作業場で作成していたSBパネルを柱の溝に入れこんでいくと…

建物の形がどんどん見えてきます。

1階の柱、パネルをセットした後は2階の床梁・胴差を柱とSBパネルにセットします。
ここまできたら、

建物の垂直を確認し、
ターンバックルを使って修正する建て入れをして、1階の建て方は一先ず終了。
おっと、朝露対策のビニルシート養生もね。

植物も、建物も、人間も大きく成長するためには基礎から一つ一つ修正をかけながら積み重ねていくことが大切ですね。
水前寺清子の「三歩すすんで二歩さがる~♪」
は無駄ではないのだ。(がんばれ自分)

ところで手先の器用なスーパー所長、
ターンバックルをこんな所に使って、手作りホワイトボード吊ワイヤーを
つくっています。

(写真右端にターンバックルが、ここでワイヤーがピンと張る様調節しています。)


棟上

今日は脇町のすまいNさん邸の棟上でした。

Nさんと息子さん、Nさん邸担当のY大工さん、所長が棟木を入れます。

棟木の下で祝詞をあげます。

Nさんから声がかかり、
建て方をされた大工さんと電気屋さん、YMスタッフ、そしてNさんご家族ご親戚で集合写真。

直後から作業。
今日は野地板にルーフィングを張るところまで進めなければなりません。

真剣な棟梁とY大工さん。

下ではR君が釘とりの道具に興味津々。

3時の休憩時、Nさんが差し入れて下さったぶどうまんじゅうに
満面の笑みを浮かべる所長。
好物なのです。
今日は所長も工具を持って、金物の仮付けなど作業をしまわっているので、
美味しさも格別。

壁がまだぬけている2階は、絶景の空間になっていました。

残りの作業を急ぎます。
ルーフィングを貼って、

ビニルシート養生で包まれた頃には、

幻想的な風景!三日月が浮かんでいました。
N邸が出来たら毎夕こんな風景が見られるのですね。

皆様お疲れ様でした。
Nさん、ありがとうございました。


サッシ取付 脇町のすまいサッシがつきました。

本日所長が脇町Nさん邸の現場に行ってきました。

サッシは後、南側1枚、屋根は北側の瓦がふけていました。

残りの材料もスタンバイできています。
南側、今週末ふいていきます。


屋根工事と水道工事

脇町のすまいの現場に行ってきました。

本日は、
屋根の上では、富士スレートさんのUさんが、南側屋根の桟木をつけています。

あの長~い梯子が優れもので、重たい瓦を載せた台が、電動で屋根まで一気に梯子を上ります。
左から作業をされていて丁度屋根半分。
まだ10時30過ぎ、昼までには桟木が終わりそうです。

室内では、水道屋さんのSさんが水道の配管工事中。
基礎の立上りを打つときに入れた塩ビ管でつくった穴に給水管を通しています。

これはシステムキッチン用の給水管立上り。
1本多いのは、食洗器用の給水管があるから。

大工さんが床をひく前に配管しておきます。

私がいたときには、丁度、2階まで上がる給水管のために、梁に貫通口を開けていたところでした。

取り付けてもらった窓を確認。

留守の時も部屋の換気を出来るように
雨仕舞いのよいすべり出しの高所用窓。
チェーンで2階の部屋から開け閉めできます。

最後の最後にやはり居住性や見た目のスッキリ感を考え、所長の指摘で
変更したホールの段層窓。
下は羽目殺し窓、上は同じくすべり出しの高所用窓。
明るく光が入り、変更してよかった。

ところで2階が建ちあがって改めて気がついた脇町のすまいの場所の良さ。
2階から360°、周囲の山々が眺められるのです。

南の眺め。ベランダに出ても、部屋中からはきだし窓を通しても、
長く続く稜線を眺められます。

北の眺め。田畑と人家の先に山並みが見えます。

只今足場とメッシュシートのために室内から上手く写真を撮れなかったので、それは完成後のお楽しみです。


迷うほどに迷う?!外壁お打合せ

昨日は脇町のすまいN様と、外壁のお打合せでした。
(所長、八万から脇町へ移動、売れっ子タレントのようです)

サンプルを外壁に張って、まずはひとしきり眺めます。
昨日は、N様のお母様と叔父様もいらっしゃっていました。

続いてご主人様と所長、男同士、外壁を眺め相談。
ご主人様、焼杉板はT.C.H.が気に入られているようです。

続いて、N様の叔父様と所長。
所長、熱く語っています。

N様の叔父様が気にされていたのは水仕舞。
入母屋など入り済み出隅が多くなるとそれだけ水が溜まったり、しみ込んだりする可能性は高くなり、水仕舞は難しくなる。
所長、切妻屋根が雨仕舞として良いことを説明。

N様のお母様はうしろからそっと見守ります。

昨日は、午後から曇りで風が強く、気温が下がっていましたが、
大人達が打合せの間、美空ちゃんと陸斗君は元気一杯。
ずっと仲良く2人で遊んでいました。

美空ちゃんといえば、犬と紫色が大好きなんです。
いつも、どこかに紫色のある洋服をコーディネートしています。
昨日は紫のフリース素材のトレーナーにベスト。
紫とは、赤・青・黄色の3原色からはずれたちょっと複雑な色。
江戸紫とか、聖徳太子の時代の冠位十二階で最高位職の色が濃紫とか、伝統的な色使いには結構紫が出てくる。
美空ちゃん、大人びた粋な好みだなあと感心。

最後はご夫婦と所長で相談しました。
N様にはさらに晴れた日などサンプルを確認いただいて、外壁の色使いを決めます。
(N様のお母様、寒空の下、ずっとお打合せにお付き合い頂きありがとうございました。)


和紙打合せ

今日は朝より脇町のすまい、和紙お打合せでした。
今日はうららかな日和。

現場に着き、車から降りて…

あ!太陽光のパネル(モジュール)が付いている!

先週土曜日のお打合せでは、
まだ、瓦にパネル固定用金具のままだったので、
ちょっと感動~。

さて、お打合せがはじまり、
所長の説明を聞くNさんご夫妻。

さて一畳大のサンプルやA4サイズのサンプルを壁に貼ったり、天井に貼ったり。
小さなサンプルも大きな面で貼ると、1トーン明るく感じる。
同じ色調の濃さの差異は、大きな面で貼るとかえってわかりにくいことも。

重ねてみると差異がわかる!

部屋のあかるさや、木の板、床板、ほかの要素とのバランスで選んでいきます。

ご主人様
「沢山種類があるからどない選ぼうかと思ったけど、必然的に一つに搾られてくるなあ」

途中で選択をあたらしくし、
形がシャープに、軽く開けられるようになった取手の紹介があったり、

ご主人様が大笑いですごく気に入られていたのは、
屋根の太陽光モジュールと共についたパワーコンディショナーの養生。

「こわれますので、よろしくたのんます!」
やんちゃなお日様のイラスト付き。

電気工事のHさんかな?
いつも注意する場所など丁寧なメモを現場の各所に残してくれている。
そしてちょっとお茶目な一面も。

さて壁のケナフの選択は、奥様が竹をわったような気持ちよいテンポで、
スパンスパンと選んでくださいました。
必然的にどれがよいか搾られたのでしょうか。

最後の1階デザイン建具は、
現場に持ってきた和紙サンプルではしっくりこず、
アクセントの色選択はお持ち帰りでYMセレクトに一任させて頂くことに。
お楽しみです。


外壁工事 破風板・外壁

昨年末の12月26日、
脇町のすまいの破風板オスモワックス指導と施主工事の塗装1回目でした。

他のお打合せもあり、私も現場へ行き、
N様の奥様と一緒に破風板塗りをさせて頂きました。

ふた時間ほどの作業で1回塗りが完成。

西側・南側立面

東側立面

作業中は至近距離で一心に刷毛を動かしていましたが、
出来て改めて離れた所から見上げると、

「少ない面積だけど、破風に色が着くだけでぐっと引き締まりますね」
奥様談。

「2回目は私、下から監督して旦那に指導しようかな。ふふふ。」

短い時間でも結構密度が濃く、作業をするのは楽しい。
さて、正月休みに2回目の塗り作業がされたはず。
お二人にお話を伺うのが楽しみです。

新年を迎えた脇町のすまい、
来週火曜日より外壁サイディング張工事が始まります。


内部造作工事 脇町のすまい外壁が出来つつあります!

先日の土曜日、
脇町のすまいへ施主様とのお打合せへ行って来ました。

外壁がだいぶ張れていて、外観のイメージができつつあります。

西側の外観。
下のサイディングの色は、サンプルの時は結構黒っぽい色でしたが、
それに比べると、かなり明るい色になったような感覚を受けます。

これはキッチンの腰壁下地と、キッチンの高さを決めるための仮テーブル。

午前にN様とお打合せを終え、
午後からさっそくY大工さんが仮テーブルを外し、下地板を張る準備をしていました。

これは和室の床の間に付くしぼり丸太。
仕上がりが楽しみです。

つい、お打合せに一杯で、N様や陸斗君、美空ちゃんの様子を撮りそびれてしまった…。
陸斗君、美空ちゃんは元気一杯でした!


脇町のすまい 雪が積りました!

脇町のすまい、雪が積りました!
hiro監督足場の上より撮影。

事務所のある阿南でも雪がちらちらと降りましたが、
こちらは本格的に降っています。

(雪降る街に~♪)

室内では、階段が出来ました。

2階のモイス壁も貼られ、壁面が引き締まります。

室内を確認して
外に出てみると…、

あれっ?
短時間にものすごく積っています。

外壁工事の職人さん?それとも電気工事のGちゃん?
…寒そうです。

寒風・雪の中、本当にお疲れ様です。

完成にむけ、どうぞよろしくお願い致します!


太陽光発電 おてんとう様のちから

昨日は、脇町のすまいで、
太陽光発電システムを始動させ、
電力会社へ余剰電力の販売を始める日でした。

我が家電力会社の仕事はじめです。

この日は、太陽光発電工事をしている富士スレートさん、太陽光の電気工事屋さん、四国電力さんと施主さまの4者が立会います。

じゃ~ん、
これが脇町のすまい太陽光システムの第一生産工場
「太陽電池モジュール」です。

南向きでお日様がよく当たる勾配屋根にモジュールを配置。
発電効率はよいです。

屋根上のパネルでつくられた電気が通る電線が、
小屋裏の接続箱で一つにまとめられて、
キッチンにある「パワーコンディショナー」へ。

上がパワーコンディショナーの内部です。
普段はここは見えません。
回路板に複雑な電子回路が見えます。
(よくわからないので省略)

パワーコンディショナーの中で、
モジュールでつくられた直流電流が交流電流に変換され、
はじめて電力として自宅で使ったり、電力会社に売ったりできるようになります。
工場の生産ラインを制御する機械室ってとこかしら。

そしてこの工場のブレイン、企画開発室は…。

発電電力、消費電力、売買電力を逐一表示するモニターを設定する、
富士スレートのMさんとNさん。

そう、企画開発室は脇町のすまいにこれからお住まいになる、
N様ご一家ご自身です。

モニターを見ながら、上手な節電方法を検討します。
快適な居住性を損なわず、いかに多くの電気を売るか、
工夫のしどころです。

太陽の日射量は、年による若干の差はあっても、季節ごとの推移は安定しています。
地球の自転と公転。宇宙の大法則にのっとていますものね。
石油のように、紛争や国際情勢の変化、世界経済の変動には影響されません。原材料費は0円です。
こりゃあ優良企業になる可能性大ですね。

昨日はご主人様がお立会いにこられていました。
「よく家に帰るとトイレの電気がつけっぱなしてしまっていることがあって。これからは要注意ですね」

そうですね。私もよく、電気とストーブつけっぱなしで布団の中で睡眠読書をして朝を迎えてしまうことが…。

ちなみに、昨日はじめて回路がつながったとき、
□条件
位置:徳島県美馬市脇町、北緯34度 東経134度
天気:薄曇、
日時:2月17日午前11時50分現在、
□発電量
3.2kW(最大可能発電量は4.1kw)
□消費電力
0.1kw(キッチンの蛍光灯をつけていました)
□電気販売量
3.1kw
でした。

富士スレートMさん「この時期で3.1kw、高い発電効率やなあ」

新居での新しい生活と共に、電気をつくり、売る生活がはじまろうとしています。
ドキドキ、ワクワクしますね!


お引渡し

今日は脇町のすまいお引渡しの日。

メーカーさんや職人さんなど、
各YMCMネットワークメンバーに説明を受けるオーナー様。

取り扱い説明内容のポイントはメンテナンスの仕方。
いざ手入れをしようと思ったときに、
扉や部品の外し方とか、ブレーカーが落ちたときにどうすればよいかとか、
慌ててしまいます。

目の前でプロに、メンテナンスや操作方法の流れを見せてもらうと、
しばらくたって必要に迫られたとき、
説明書を見ながらさわるにも、
「かん」が働くものです。

合間に入る所長の合いの手は、
使い手側の視点を交えた補足です。

オーナー様ご夫婦が説明を受けている間、

気がつくと、
陸斗君は太陽光の発電量が分かるモニターを、
色々ボタンを押し、真剣に見ていました。

また次の間には、

妹の美空ちゃんとうづくりのフローリングの上で格闘。

恐れを知らず、場所とか、メカとか、
どんどん触って、自分のものにしてしまっています。
すごい力です。
「恐れを知らず」にすごい可能性が秘められているのだろうな。
私もつい懲り固まってしまう自分の頭を時々マッサージして、
いつまでもやわらかなこころを持っているようになりたいと思います。

さて、脱線してしまいましたが、
監督が最後、全工事に関する書類を説明し、
お引き渡しは無事とりおこなわれました。

N様、これから先、
困ったときも、うれしいときも、気易くおしえてくださいね。
また時々、おじゃまして、お子さんや、家の成長を覗かせてください。

今日は本当におめでとうございます!

追伸
所長にうれしいプレゼントが。
特大の森永「あずきキャラメル」。

私も頂いたさくら茶が、おめでたくてとても嬉しかったです。

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