以前にご紹介した工事過程のパネル
仕上がりました。
B様邸
K様邸
最近は、平屋で建てられる方が増えてきて、
駐車場は、住宅の横に置くことが多かったのですが、
最近では住宅の正面に置くのが主流になってきています。
『徳島すぎの家』を創る徳島の一級建築士事務所です
那賀郡那賀町の拝宮和紙工房へ行ってきました。
今回は、照明用の和紙(間接照明と玄関の格子天井)
に使用します。
風情があって温かい味わいを演出します。
和紙造りは、気温が低いために雑菌が少なく、
接着の役割をとも担うノリウツギの粘り気が出やすい冬場に
行います。
「漉き舟」と呼ばれる木製の水槽にコウゾの繊維と
ノリウツギなどを溶かした液を入れた後、「簀桁」(すげた)
ですくった建て横に振って繊維をからませ、均等な厚さに
仕上げています。
他にもいろんな柄の和紙を製作されています。
職人の方は、『原料の確保は大変だが、拝宮地区に注目して
もらうため、和紙を作り続けたい』と頑張ってらっしゃいます。
今回は、分譲マンションの大規模修繕の
外壁タイルの打診調査のご紹介です。
大規模修繕工事で欠かすことのできないのが打診調査です。
打診調査とはパールハンマー(打診棒)と呼ばれる道具を
使用してタイルの外壁やモルタルの外壁を叩いて調査する
ことをいいます。
打診調査を行う目的は、外壁のタイルやモルタルの浮きの状況を
調べるため行います。
浮きというものは見た目には分からない為パールハンマー(打診棒)を
使用することで浮いている箇所を特定することができます。
パールハンマーを使用してどのように浮きが分かるのかというのは
軽く叩くことによって音の反響で浮いているかどうかが判断できます。
実際に浮いていると乾いた音がします。
打診調査は目視では分からないことを明確にしていくのが目的ですので
大規模修繕工事では絶対に必要な項目になります。
人通りのある場所では外壁のタイルやモルタルが落下してしまうと
大事故につながるので打診調査で脆い所を発見し事故防止に
役立てることができます。
建築の現場や打合せの場面で「現し(あらわし)」という用語を耳に
することはないでしょうか。
柱や梁などの構造材が見える状態で仕上げることを「現し仕上げ」といい、主に木造の建築用語として使われます。
通常は建物の構造材の上から板やクロスを貼って内装を仕上げるところをあえて露出させ、骨組みを見せるものです。
木材の持つ優れた調湿機能・健康増進機能など木造建築の魅力をいかんなく発揮する施工方法といえます。
在来工法である木造軸組工法で「現し」を行うことはとても難しいと言われており、伝統的な大工技術や木の素材や性質をを知ったうえで施工を行う必要があります。
「現し」の施工例の一つとして弊社施工の「梁見せ天井」をご紹介します。
「梁見せ天井」は通常のボードをはる天井よりも数十センチ天井が高くなるため、実際の部屋よりも広く見える作用があります。
無垢の杉板を使った床や建具を組み合わせることで木材の暖かい質感と自然感あふれる雰囲気に仕上がります。
また、こちらの施工例のように天井ではなく梁に照明をつけることもできます。
弊社では施主様のご要望をしっかりお聞きしたうえで、意匠性と利便性のバランスのとれた自由なプラン作りを心掛けております。
ぜひ、私たちと一緒に「あーだ、こーだ」意見を出し合いながら【家創り】をしていってみませんか。
コロナ禍をきっかけとして、「新しい生活スタイル」が生まれ、自宅で過ごす時間が増え、より快適に過ごすためにリフォームを検討される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、リフォームを検討・実施する際に役立つ全体の流れとポイントをご紹介していきます。
【事前準備】
まずは予算の目安をつけましょう。工事中に想定外の不具合が分かることもあるので、対応できるだけの余裕を持った予算組をしましょう。
リフォームの目的と優先順位を決めましょう。不満や不具合を解消するということに重点を置きながら紙に書きだすなどして整理することで「要望」リストを作成することができます。現状の住宅の図面や書類もあれば用意しておきます。
【見積りの依頼】
複数の事業者からプランと見積りをとると、費用の目安や対応の違いが判るので安心です。その際は予算や工事内容などを同じ条件で依頼することが大切です。相見積りであることや無料の範囲で見積り作成をしてほしいことをあらかじめ伝えておきましょう。
事前準備で用意した要望リストの中に、【間取りの変更】や【柱を抜く】というものがある場合は、依頼をしようとしている会社で【耐震補強工事】が可能かどうかを確認しましょう。
家の状況をきちんと調査をしてから見積りやプランを出してくれる事業者を選びましょう。
【依頼先の決定】
依頼した事業者からの見積書やプランが揃ったらいよいよ依頼先の選定です。
選定基準はなるべく条件をあわせるようにしましょう。見積書の内容についてわからないところは納得いくまで検討、確認をし、説明を受けましょう。
不安を感じたら、契約前の見積もりに問題がないかチェックしてもらえる公的サービスもありますので相談してみるのも良いと思います。
【詳細の決定】
事業者が決まったら、工事内容の詳細を決めましょう。
家具や家電の配置を検討。キッチンなどショールームを見学に行き、実物を確認しておきましょう。
減税や補助制度等の支援制度を利用する場合は内容の確認・手続きを行いましょう。
【契約】
必要な契約書類と内容を確認し、契約書を取り交わしましょう。
【工事】
工事中も現場責任者と定期的に打合せを行いましょう。不明な点や疑問があれば早めに質問をして解決するようにしましょう。
【お引き渡し、メンテナンス】
工事完了後、事業者と一緒に仕上がりを確認し、もし不具合があれば手直しを依頼しましょう。契約書どおりの工事が完了していればお引き渡しとなります。
アフターメンテナンスの窓口、修繕時の有償・無償の範囲などを確認しましょう。長期的な維持保全計画についても事業者と相談しておくといざというとき安心です。
満足のいくリフォームを実現するための参考にしていただければと思います。
弊社施工の住宅では、天井、壁、床材に「浮造り(うづくり)」加工を施した板材を使用する頻度が高いです。
今日はその「浮造り(うづくり)」加工について詳しくご紹介したいと思います。
季節のある地域で育つ樹木は、春には樹木の成長が盛んで、夏にはゆっくりとなり、秋から冬にかけては成長が止まります。
一年の成長の過程で一つの成長輪が形成され、その輪が年輪と呼ばれています。
春期に成長する部分を「春材」、夏以降に成長する部分を「秋材」と呼びます。「春材」は白く柔らかく、「秋材」は色が濃くより硬い部材となります。
「春材」と「秋材」の部分を持つ杉から加工した杉板を床に張り、長い年月に渡ってその上を素足で歩き続けると、白く柔らかい「春材」がすり減り、より硬い「秋材」の部分だけが浮き上がったようになります。このように、杉板の表面が凹凸になった状態を「浮造り(うづくり)」と言います。
近年、製材工場の加工技術の向上により、杉材の浮造り加工ができるようになりました。
浮造り仕上げを行うと、表面が凹凸になるので足裏に適度な刺激を与えてくれます。また、この凹凸がすべり止めにもなるので、赤ちゃんやお年寄りも歩きやすくなります。
凹凸があるということは、木の表面積が多くなるので、木の香りは増します。
浮造り加工に使われることが多い「杉」が持つ、可視光線を吸収する機能と、凹凸加工による光の乱反射で、太陽や照明器具の光が柔らかくなり眼精疲労の軽減にも効果が期待できます。
また杉板は、柔らかく傷つきやすいですが、柔らかい「春材」部分をあらかじめ削り、表面に硬い「秋材」部分が出ているので傷がつきにくくなります。(まったく傷がつかないということではありません。)
木には調湿効果もあるので、夏は涼しく、冬は暖かく感じます。
木の持つ良さを最大限に生かした加工ともいえる「浮造り」の板。
機会があれば、ぜひ体感して頂ければとおもいます。