「現し(あらわし)」について

建築の現場や打合せの場面で「現し(あらわし)」という用語を耳に

することはないでしょうか。

柱や梁などの構造材が見える状態で仕上げることを「現し仕上げ」といい、主に木造の建築用語として使われます。

通常は建物の構造材の上から板やクロスを貼って内装を仕上げるところをあえて露出させ、骨組みを見せるものです。

木材の持つ優れた調湿機能・健康増進機能など木造建築の魅力をいかんなく発揮する施工方法といえます。

在来工法である木造軸組工法で「現し」を行うことはとても難しいと言われており、伝統的な大工技術や木の素材や性質をを知ったうえで施工を行う必要があります。

「現し」の施工例の一つとして弊社施工の「梁見せ天井」をご紹介します。

「梁見せ天井」は通常のボードをはる天井よりも数十センチ天井が高くなるため、実際の部屋よりも広く見える作用があります。

無垢の杉板を使った床や建具を組み合わせることで木材の暖かい質感と自然感あふれる雰囲気に仕上がります。

また、こちらの施工例のように天井ではなく梁に照明をつけることもできます。

弊社では施主様のご要望をしっかりお聞きしたうえで、意匠性と利便性のバランスのとれた自由なプラン作りを心掛けております。

ぜひ、私たちと一緒に「あーだ、こーだ」意見を出し合いながら【家創り】をしていってみませんか。