四国霊場八十八カ所第7番札所の「十楽寺」
駐車場につくと、すぐに目に入る朱色の鐘楼門。
寺の名前には、人間の持つ8つの苦しみ、
生・老・病・死の四苦に
愛別離苦(愛する人と生き別れる苦)
怨憎会苦(怨み憎む人と会う苦)
求不得苦(求めるものが得られない苦)
五陰盛苦(心身の働きが盛んである苦)
を加えたものを乗り越え、
極楽浄土の10の楽しみが得られるようにとの願いが
込められています。
聖衆来迎楽:臨終のときに阿弥陀仏や聖衆が迎えて浄土へと導いてくれる楽
蓮華初会楽:蓮華の台座にたくして極楽往生した行者が限りない歓楽を受ける楽
身相神通楽:極楽の衆生はその身が常に光明で内外共に清らかである
五妙境界楽:色声など五種の対象が絶妙であることをいう極楽世界の楽
快楽無退楽:仏道修行の過程においてすでに得た悟りや功徳がなくならないこと
引接結縁楽:極楽往生して神通自在となり、生前恩を受けて縁を結んだ人を浄土へ引き取る楽しみ
(これは極楽往生した後のお楽しみのことだそうです。)
こちらが本堂です。
来られている方皆さん、熱心に読経を奉納されていました。
こちらが大師堂です。
こちらのお寺は境内がそれほど広くはありませんが、お地蔵さまや不動明王の像、愛染明王の像、などがあり見どころが多いですね。