H様邸新築工事⑨

前回、セルフレベリング工事の事前準備の様子を

ご紹介しました。

いよいよ流し込む作業に入っていきます。

その前にこちら

なんだか丸い円が書いてあります。

円の真ん中には丸い筒状のものが置いてあります。

筒の部分に何か流し込んでいますね。

 丸いものの完成!

・・・ではなく

実はこちらは流し込むレベリング材の軟らかさを調べていたんですね

コンクリートの硬化前の軟らかさを示す値のことをスランプ値といいます。

上の写真は、素材を流し込んだ筒を外して、円形に広がったコンクリートの直径を測って、

スランプ値を調べていたんです。

こちらの素材は22センチ以内であればなのでほぼほぼぴったりです。

いよいよ流し込みです。

ホースを使って移動しながら流し込んでいきます。

その後を、トンボを使ってきれいに均していきます。

その後、場所を移動しながらすべての施工箇所に流し込んでいきます。

乾燥が非常に速いことは前回のブログでもお話しましたが、

素材が非常に柔らかいので、風が当たっただけでも波打ったりしてしまう恐れがあるんですね。

そのため、乾燥までは窓や開口部はふさいだままにしてあります。

ご存じの通り、今年の夏はかなりの暑さで普通に外にいるだけでも

倒れてしまいそうな猛暑の中、黙々と作業をこなしていく現場の方々には、

いつも頭が下がります。

 

 

H様邸新築工事⑧

前回まで、防水工事の様子をご紹介していましたが、今回はその間に行われた別の工事を紹介させていただきます。

皆さまが住んでいらっしゃる住宅の床は必ず水平になっていますよね。

床の傾きは、建物の構造だけでなく人体へも影響があることが知られています。

今日は、建物の床を水平にするために行う基礎工事をご紹介します。

その名も「セルフレベリング」工事

平らで滑らかなコンクリートの床にするために、流して、均す(ならす)だけで均一な高さを形成する性質をもつ素材を活用したコンクリート床工事のことです。

コンクリート床の下地にはモルタルが使われることが多いのですが、モルタルは平らで滑らかにする技術がとても難しく、施工する職人さんの熟練度にかなり左右されます。またモルタルは施工後の乾燥時間が非常に長いです。

その点、セルフレベリングは流し込んで、平らにならすだけ。乾燥も非常に早く、流し込んだその日に素材の乾燥が終わります。

ちなみに、500㎡のコンクリート床の工事をそれぞれの工事で行った場合、モルタル工事では約7日間かかる乾燥が、セルフレベリング工事では1日で終わります。

それでは順番に工程をご紹介します。

事前に、きれいに掃除をします。その後ひび割れや凹凸の有無の確認をします。

もし隙間などがあれば補修をします。

ここできっちり汚れの除去、隙間や凹凸の処理を行わないときれいな仕上がりになりません。

その後、プライマーを塗ります。

ここまでが事前の準備となります。

 

 

変化

毎日暑い、暑いと言い続けてきましたが、ふと気が付くと

朝起きた時の温度がいつもより少し涼しかったり、

仕事帰り、今までならまだ明るかった時間のはずが車のライトが必要になっていたり。

そういえば、立秋過ぎていたんだなあと思う今日この頃です。

スーパーが閉店してしまったり、駅前のデパートがもうすぐ閉店してしまうのも

普段しょっちゅう行くわけではないのに、閉まると聞くとなんだかさみしいなあ

と勝手なことを考えています

新しい店のオープン情報もほとんど郊外で、駅前中心地がどんどん寂れていくのは時代とはいえ、やはりもったいないような気がします。

思いだけではなんともならないですけどね。

そんな市内中心部の新町橋のたもと。ちょっとほっこりする風景が。

カモと猫が同じ場所でご飯を食べています。

どうやら、カモと猫でそれぞれ別の方がえさやりをしていらっしゃるようです。

かなり人に慣れている様子のカモさん

 

子猫連れの母猫さんもいました。

そういえば、別の日に、この近くの交差点の道路の真ん中を、

うろうろ横断中のカモに遭遇しました。

残念ながら運転中に見かけたので写真は撮れなかったのですが

あまりの暑さにカモも飛ぶのを忘れてたのでしょうか?

 

 

H様邸新築工事⑦

今回も防水工事の様子をご紹介します。

今回ご紹介するのはシート防水工事です。

厚さ1.2㎜の合成ゴムを原料としたシートを専用の接着剤でコンクリートに貼り付けます。「接着工法」という工法です。

シート防水は、防水工法の中でも耐久性、耐候性が高く、広い面積を一度に施工できることから費用対効果が高い工事です。ただし、複雑であったり細かい施行箇所には不向きと言われています。

そこで、こちらの現場では前回のブログ(8/8新築工事⑥)でご紹介したように、壁の立上り部分などのシートが貼りにくいと思われる施行箇所については、念のため、ウレタン塗膜防水処理をおこなっています。

まずはプライマーを下地に均一に塗っていきます。十分に浸透させるために何回か重ねて塗ることもあります。

 

次に接着剤を塗っていきます。

 

ルーフドレン、出・入隅角まわりには増し貼り用シートを貼り付けます。

 

いよいよシートを貼っていきます。

貼り付けた後、ローラーできっちり転圧しています。

ベランダの端の立上り部分はさらに丁寧な作業が行われています。

シートの貼り付けが完了しました。

この後、仕上塗装に入ります。

その様子は次回ご紹介しますね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

B様邸新築工事㊱

2月からご紹介させていただいていた、B様邸。

8月初旬に、無事お引き渡しをさせていただきました。

引き渡し前には、建物外部・内部、キッチン、バス等の設備についても取り扱い説明が各業者から行われ、担当の方からも丁寧な説明がありました。

施主様もとても熱心に聞かれていました。

 

 

最後に「鍵」が施主様へお引き渡しとなりました。

 

施主様が、新築された建物で初めて鍵を差し込まれる瞬間への立ち合いは、いつも感慨深いものがあります。

こちらは、新築の家に搬入された、こちらも出来上がったばかりの「杉のテーブル」です。

 

こちら、とても綺麗で可愛らしいはめ込み模様が装飾されています

 

 

 

施主様のこだわり、造り手のこだわりのこだわりづくしの杉テーブルとなりました。

施工開始から完成まで、ご覧頂きありがとうございました。

 

 

止まらない猛暑

普通に呼吸をするのもちょっときついと感じる日々が

続いております。

本当に静かなお盆が終わりました。

どこかへ出かけるというのも、いろいろ考えるとやはり躊躇してしまい

ひたすらステイホームとなりました。

暑くても、植物は元気に育っています。

こちらはゆたか野モデルハウスに植えた「うり」。

お盆前に訪れたときは、連日の猛暑で地面がカラカラに乾いていましたが、この通り元気にツルを成長させていました。この後しっかりお水をやりました。

種が自然にとんだのでしょうか。気が付いたら花が咲いていました。

こちらは事務所の入り口の花。

7月初旬に小さいさやえんどうのような実がついていたのですが、どうやらその種が自然に落ちて芽がでてきてくれました。

事務所入り口の観葉植物は、あまりに暑そうだったので

毎朝霧吹きで葉っぱに水をかけていたら、新しい芽が伸びてきました

まだまだ猛暑が続くようです。

私も水かぶりたいかも・・・・・

 

お盆休みのお知らせ

お盆休みのお知らせ

2020年8月9日(日)から2020年8月16日(日)

上記の通り、休業させていただきます。

ご迷惑をおかけし申し訳ございません。

なお、緊急の場合は下記連絡先までお願い致します。

 

090-2898-7852 担当 青山

H様邸新築工事⑥

コンクリートは実は【防水性】はありません。むしろ吸水性が高く、表面から水分を吸い込んでためやすい性質を持っています。

しかしながら【耐水性】(水に耐える性能)はあるので構造物に使われます。

コンクリートは保護(防水)が不可欠なんですね。

ここから、何回かに分けて、防水工事の様子をご紹介していきます。

前回は目地の防水工事ををご紹介しましたが、今回は、ベランダ部分の床と壁の立上り部分への防水工事の様子を載せていきます。

床と壁の取合部分は防水工事を行う際に「一番重要な部分」で、かなり気を使って施工する箇所です。

まずは施工箇所をよく乾かします。ごみなどの汚れもきれいに除きます。

プライマー(接着剤)を塗って乾かした後、シーリング材を塗っていきます。

乾燥中。

次はこちら。

この商品シリーズ。【剛 靭】と書いて「ごうじん」

名前からして強そうです

こちらは屋根用のウレタン塗膜防水材です。こちらをさきほどの施工箇所の上にさらに塗り重ねていきます。

【剛靭】中の職人さん

 

塗り終わりはこんな感じです。

 

綺麗な仕上がりです。

 

H様邸新築工事5

窓枠の取付が始まりました。

壁と窓の境目となる窓枠ですが、窓枠があることでアルミサッシから生じる結露が直接壁へと浸透していくのを防ぐ役割もあります。

 

上の写真のように四角く囲まれた枠は「四方枠」と呼ばれていて、完成時、この窓枠自体が部屋のアクセントとなり、シャープですっきりした雰囲気に仕上がるそうです。

窓枠のことを、建築業界用語で『額縁(がくぶち)』と呼ぶそうですが、窓を通して見える庭や外の景色、また外から家の中をのぞいた時の一家だんらんの様子を一つの絵画や写真ととらえれば、額縁という呼び方はとてもステキな呼び方だなと思いました。

こちらの窓はどんな絵画を見せてくれるのでしょうか

高いところが苦手な方、ごめんなさい。

ちょっと面白いアングルの写真を見つけたのでのせてみました。

ちょこっと現場監督の靴先が写ってます

何の写真かわかりますか?

 

たて樋(とい)の支持金具でした。

垂直に取り付けられているのがよくわかる構図の写真ですね

 

 

 

 

 

梅雨明けしました

四国地方も梅雨明けしましたね。

今年は例年より梅雨明けが遅かったので、明けた途端に8月になってしまいました。毎日暑い日が続きます。

少しでも涼しくなればと花(造花デス)を飾ってみました。

ガラス瓶に消臭剤を入れてあるのでお部屋のにおい消しもしてくれるかと

日常生活における、自粛や行動の制約へのストレスを上手に解消しつつ

免疫力をアップするために私が日々実践していること

猫が寝ているときになでなで、肉球をぷにぷにと触らせてもらってます。

やりすぎると、怒られます

ぺったんこになって寝てます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

H様邸新築工事④

壁のあちこちに青色のマスキングテープのようなものが貼ってありますね。

コンクリートはもちろん、建物の構成部材は、気温や湿度でわずかながらでも膨張・収縮をおこします。コンクリートも膨張・収縮を繰り返しているとひび割れ等の原因となります。この負荷の一点集中を防ぐためにつくってある隙間を目地といいます。目地は、台風や地震の際にも風圧によるしなりや地震による振動によって発生する負荷の一点集中も防ぎます。

この隙間をそのままにしておくと、雨風を通してしまいますので、目地の役割を最大限にいかしつつ、防水性と気密性を確保する工事がシーリング工事なんです。この工事に使われる様々な用剤が目地以外につかないようにしているのがこの青色のテープです。

この青いテープの間からこちらにびよーんと伸びている物体!

これはバックアップ材といって、あとでこの隙間をうめるシーリング材の効果を最大限に引き出すための素材です。実はシーリング材は伸縮性および弾力性の高い素材ですが、厚すぎるとその機能が低下してしまいます。シーリング材が、適切な厚みで目地をうめるための手助けとなるのがこの物体の正体です。

 

バックアップ材を詰め終わると、その部分にプライマーと呼ばれるものを塗っていく作業となります。コンクリートの下地とシーリング材の接着剤のような役目をするものです。

完成後も防水性を保つためにも(永久ではないですが)このような細かい作業が必要なんですね。

シーリング材充填された状態がこちらです。隙間が綺麗に埋められているのがわかります